ハウスクリーニングのトラブル事例

 掃除のプロが汚れやカビ、臭いなどをしっかりと取り除いてくれるハウスクリーニングは、忙しくて掃除がままならない家庭などでも利用するケースが増えています。それに伴い、トラブルも増えているのが現状です。どのようなトラブルがあるか、お伝えしましょう。

ハウスクリーニングのトラブル事例1

掃除サービスの事業者に見積もりを取り、後日作業に来てもらった。2 人で1 時間半の作業時間のはずが、1 人で1 時間の作業で、見積もりどおりの金額を請求された。

ネットで調べて連絡し、台所の掃除を依頼した。事前に様子を見に来て写真も撮り、見積もりをもらった。作業は2 人で1 時間半程で、10,000 円になると言われた。それならば依頼したいと思い、契約した。当日、来る直前に、都合で1 人で来ますと言う電話があった。作業も1時間掛らないくらいで終わった。見積もりでは2 人で1 時間半、10,000 円だったのに、おかしいと思いながらも、料金を払った。しかしやはり納得いかない。この金額は妥当か。

50 歳代、男性、給与生活者、福岡県、2015 9 月受付)

引用:独立行政法人国民生活センター|破損、色落ち、雑な仕上がり!?―掃除サービスでのトラブルに遭わないために!―

ハウスクリーニングのトラブル事例2

ハウスクリーニング事業者にワックスの塗り替えを依頼したが、あがりかまちのワックスを剥がした際、木自体がこすれて白く変色した。

電話帳で調べたハウスクリーニング事業者に、玄関ホールのワックスの塗り替えを依頼した。あがりかまちの部分だけ木の材質が違うので、どうしましょうと聞かれた。こちらは素人なのでどうしたらよいかもわからないので、「お任せします」と言った。すると事業者は同じようにワックスを剥がしたが、後になって「やはり材質が違うので剥げてしまった」と言われた。事業者からは謝罪もなく、元へ戻すにはペンキを塗るか、ペーパーでこすってニスを塗るかしかないと思うが、うちはハウスクリーニング事業者なのでそのような作業はできないので、他の専門の事業者へ依頼してくれと言われた。玄関の真正面の部分でとても目立つ。元々の見積もりでは税込み16,200 円だったが、あがりかまちの部分が追加になったので1,000 円アップすると言われ、今日は10,000 円を支払った。後日、残金を支払うことになっている。

(不明、女性、家事従事者、奈良県、2015 9 月受付)

引用:独立行政法人国民生活センター|破損、色落ち、雑な仕上がり!?―掃除サービスでのトラブルに遭わないために!―

ハウスクリーニングのトラブル事例3

エアコン洗浄事業者に浴室の汚れ防止工事を勧められて契約し、即日工事をした。高額で不審。

3,000 円でエアコンの洗浄をします」と電話があったので依頼した。担当者が来て洗浄をして代金を支払った後に、「風呂掃除が大変だ」と話したら、「汚れ防止のコーティングをすれば洗浄をこまめにする必要はなく楽だ。10 年間の保証が付く」と勧められた。「1 カ月6,100円の支払いだ」と言われたので「支払える」と答えて60 回払いのクレジットの契約書を書いた。総額はよく見なかった。後でクレジット会社から確認の電話があると言われた。数時間後に別の作業員が来て、浴室掃除とコーティング作業をした。その後契約書をよく見たら、作業代金は約26 万円で総額は約37 万円、初月は約8,000 円、その後は毎月6,100 円の高額な契約だとわかった。一括で支払えば手数料は不要だと思い、会社に電話をして「一括払いに変更したい」と話したら翌日別の担当者が来た。契約書を書き直しながら「分割手数料を無料にはできない」と言われた。支払金額は27 万円と書かれていた。後日集金に行くと言われた。安易に高額の契約をしたことを後悔している。支払金額は本当はいくらなのか。

60 歳代、女性、家事従事者、東京都、2015 8 月受付)

引用:独立行政法人国民生活センター|破損、色落ち、雑な仕上がり!?―掃除サービスでのトラブルに遭わないために!―

ハウスクリーニング業者も数多くあり、それぞれ料金体系も異なります。サービス内容や破損などの対応に関してもいろいろなので、想定できるトラブルに関してはキャンセル料なども含め、最初に確認するといいでしょう。中には悪徳と言われる業者もあるので、信頼できるハウスクリーニング業者に依頼することが大切です。

ハウスクリーニングの料金に関するトラブルの対処法

 ハウスクリーニングのトラブルでは料金に関するトラブルも多くあります。それぞれのトラブルにおける対処法を知っておきましょう。

追加料金に関するトラブル

依頼するサービス内容の詳細、それに対する効果について確認しておくことです。その通りにできなかった場合はどうなるのか?どういった場合に追加料金が発生するのかを、事前に把握しておくことが大事です。汚れ具合や作業時間によっては追加料金が発生することもあるので、その上限なども確認しておくようにしましょう。

有料駐車場の確保

ハウスクリーニング業者はさまざまな掃除用具を持参するので、車を使用しているケースがほとんどです。そのため、駐車場が必要になります。賃貸物件などで専用の駐車場がない場合は有料駐車場が必要になり、その分も請求されることがほとんどです。

 

時間を超過した場合などを含め、見積りでしっかり確認しておくことが必要です。

キャンセル料金

キャンセルをする場合、作業日までの何日前までにいくら、といったキャンセル料金が発生することがあります。何日前までに、どういった形で連絡をすればよいのか、確認するようにしましょう。

 

また、当日になって、エアコンの調子が悪い、お風呂の排水が詰まったなどといった状態になり作業ができない場合もあります。そういった場合のキャンセル料についても確認しておくことが必要です。

ハウスクリーニングの仕上がりに関するトラブルの対処法

せっかくお金をかけてクリーニングをしてもらったのに、期待通りではなかった、というケースもあります。その場合にはどういった対処をすればよいのでしょうか?

仕上がりに不満があった場合の対応について確認

仕上がりが雑、満足できない、となったとき、業者がどのような対応をするのかを確認しておきましょう。状態によっては専門業者でも取り除けない汚れもあります。その点についても確認しておくことが必要です。

 

仕上がりが契約時とかけ離れていたり、満足できなかったりする場合は、会社に連絡をして内容を確認してもらいましょう。

仕上がりに関するトラブルを避けるために

ハウスクリーニング業者では、しっかりと研修や教育をしている業者もあれば、アルバイトなどが多く、クリーニングについての知識や技術が不十分なスタッフが作業をする業者もあります。経験年数を含め、どういったスタッフが派遣されるのかを確認することも大事です。

 

その業者のサイトなどで、作業の様子や手順、作業内容、仕上がりなどの写真でチェックしましょう。業者のサイトに掲載されているものではない口コミも参考にするといいでしょう。

 

あまりにも料金が相場よりも安い場合は要注意です。料金だけで選ぶのではなく、作業内容やスタッフについても確認をするようにしましょう。

ハウスクリーニングの即日契約に関するトラブルの対処法

安い価格を提示し強引に契約をさせられたり、検討する時間もないまま即日契約をされられたりするというトラブルがあります。また、浴室のクリーニングを依頼したら、他の部分のクリーニングや防カビ作業などの契約をさせられたりするケースもあります。

 

検討する時間もないまま契約をさせられるなど、悪質業者に引っかかってしまった場合は、クーリングオフをしましょう。まずは消費者センターに連絡をして、相談してみることをおすすめします。

即日契約をするデメリット

ハウスクリーニングを急いでいる場合もあるでしょう。しかし、即日契約はデメリットもあります。現在では数多くのハウスクリーニング業者がいます。料金もスタッフの質もいろいろです。その業者のことをよく調べずに契約をしてしまうと、後悔することもあります。

 

正確な見積りを出すには電話だけでは無理です。電話の営業だけで即、依頼を決めてしまうと、後になって追加料金などが発生することがあります。

 

安いからといって、すぐに料金だけで契約をするのも危険です。スタッフが未熟でクリーニングの仕上がりが雑だったり、クリーニングのほかに、掃除機器や防カビコーティングなどを高額で売りつけられたりすることもあるのです。

 

見積りは複数のハウスクリーニング業者から取り、比較検討してから契約をするようにしましょう。

エアコンのハウスクリーニングのトラブル

エアコンはホコリや湿気が溜まりやすく、カビなども発生しやすいものですが、家庭で徹底的に掃除をするのは限界があります。そのため、ハウスクリーニングでエアコン掃除を依頼するケースが増えています。しかし、それとともにトラブルも増えています。

エアコンクリーニングで故障した場合は補償してもらう

エアコンのクリーニングは分解して内部もクリーニングします。しかし、エアコンの機種や構造を把握していないために部品を壊してしまったり、雑に取り扱って破損させてしまったりすることがあります。

 

その場合は補償をしてもらいましょう。そのためにも、ハウスクリーニング業者が賠償責任保険に加入していることを確認することが大事です。

アフターフォローについて確認する

賠償責任保険に加入しているとしても、故障内容によって適切なアフターフォローをしてくれることが大事です。

 

ハウスクリーニング業者が破損や事故などのトラブルが起こった場合、クリーニング代金を返金する、他のサービスを無料で行うなど、どのようなアフターフォローがあるかを確認しておきましょう。もし、クリーニングの後故障した場合なども、ハウスクリーニング業者に相談してみることをおすすめします。

賃貸物件のハウスクリーニング

貸物件を退去する場合、汚れ具合によっては敷金から差し引かれたり、ハウスクリーニング代を請求されたりすることがあります。正当な請求もありますが、そうでない場合もあります。賃貸物件のハウスクリーニングについて知っておきましょう。

退去時のハウスクリーニングの料金相場

ハウスクリーニングの料金相場は部屋の広さや間取りによって変わります。

 

1K1DK26万円

1LDK2DK25千円~7万円

2LDK3DK412万円

3LDK4DK515万円

 

また、汚れのひどさや状態によっても料金が変わります。

敷金から引かれる

ハウスクリーニング代は借主がすべて負担するものではありませんが、原状回復の義務があるので、部屋の汚れがひどかったり、カビだらけだったりする場合は、ハウスクリーニング代を請求されることになります。

 

支払う費用は基本的には敷金から差し引かれます。敷金は本来、家賃が未納になった場合の担保として納めるもので、退去時に返金されます。その際に、必要であればクリーニング代を差し引いた金額が返金されます。

原状回復やハウスクリーニングの契約内容

借り主は原状回復の義務により、退去時には入居する前の状態に戻さなければなりません。原則としては、経年劣化や普通に使用してできる摩耗などに関しては貸主の負担になります。

 

しかし、賃貸借契約書に原状回復やハウスクリーニングに関する条件などが記載されていれば、それに従わなければなりません。賃貸物件を契約する際には、契約書の内容をしっかりチェックすることが大切です。